巷では、行政書士試験に合格する為には「六法なんて必要ない」みたいな意見も目にします。
あなたは「六法」に対してどんな意見をお持ちですか?
必要なのか、必要じゃないのか。
少なくとも私は「必要ない」とは思いません。
確かに六法を使わなくとも行政書士試験に合格することは不可能ではないと思います。
「六法まで手がまわらない」
「六法は勉強の邪魔だ」
こんな意見も言ってる意味もわかる気は、します。
しかし!
使ったときの得られるメリットを考えると…
使わない理由は見当たらないかと思うんです。
六法とどうやって付き合ってる?
別に必要ないと思っているかた。
六法でどんな勉強をしようとしていますか?
行政書士試験の出題範囲である法律の条文全てを読み込まなくてはいけないと思ってますか?
確かにそれだとかなりのボリュームがあるので重荷に思うかもしれません。。
六法とそんなにがっぷりヨツで組み合うのは正しい付き合い方じゃないと思いますよ。
弁護士の先生とは違うんですから。
私たちが相手にする六法とは、
あくまでも”行政書士試験に合格するために使う六法”ですからね。
六法との付き合い方
私は独学で勉強していた頃、六法を使用していました。
いや、正確に言うと、1年目で購入はしたものの、長い間眠らせておき、3年目のときに有効活用したというのが正しいです。
ちなみに私が使用した六法はこちらの記事でも少し触れています。
本日はわたし的な六法との正しい付き合い方を少し紹介します。
重要な条文とそうでない条文
まずは、重要な条文とそうではない条文を見極める事が大切です。
たくさん出題されている条文、一度も出題されていない条文、ちょこちょこ出題されたことがある条文。
これらを把握することが大事です。
ちなみに私が使用した行政書士試験六法は、これが予めわかりやすく明記されていたのでとっても便利でした。
出題の多い重要な条文は素直に読み込みの回数を増やせばいい訳です。単純に基礎力の向上は見込めるでしょう。
まだ出題されていない条文からは「今後出題されそうだな…」なんて予測を立てることも容易いのです。
また、出題年度まで明記されていれば
「ちょっと前は毎年のように出題されているのに、ここ数年は出題されていないな…」
「今年あたり出題されるかな…」
こんな予測を立てることも可能です。
重要な条文とそうでない条文をカテゴライズし、読み込みをすること。これも充分、戦略的な勉強の一つといえると思います。
重要だけどボリュームの少ない条文
次に、行政書士試験に直接的に関係して、更には重要と言われる部分だけで考えれば、全部さらっと読み込み出来てしまう法律はたくさんあります。
たいしたボリュームじゃない法律のことです。
例えば、
・行政不服審査法
・行政事件訴訟法
これらは、条文全て読み込めちゃう量ですし、読み込むことで知識力も効果的アップが期待できます。もちろんここから出題も滅茶苦茶されてます。
又、
・個人情報保護法
・行政機関個人情報保護法
このあたりの法律も総則だけでも確実に読み込みを行っておけば、出題されるツボなんかをおさえることが期待できます。
得点数を伸ばす上ではとっても効率的で効果的だと思います。
論点を多角的に
そして最後に、六法を使うメリットの一つとして「論点を多角的に学べる」ということです。
こちらの記事でも似た事に触れています。
⇒行政書士試験独学者必見!テキストに戻りテキストから出て行く。
一つの論点に対しても、
・テキスト
・過去問
・六法の条文
・問題集の問題
・模擬試験の問題
これらから(多角的に、様々な角度から)学ぶことによって、その論点に対する理解度は確実に深まるはずです。
上に紹介した記事では、その多角的に捉えた知識全てをテキストに集約させておきましょう!と言っています。
その作業を繰り返すことは手間ですが、その作業が知識力の向上に繋がる
ということです。
六法もそのための一つのツールなんですよってことです。
~しながら勉強で六法を
いかがですか?
私が思うに、
「六法が勉強の邪魔だ」
なんて言っている人は、”六法の使い方”を間違えて捉えている人なんじゃないかということです。
六法は決して”全部を読み込まなければいいけないもの”ではない、と思います。
六法とがっぷりヨツで向き合うのではなくて、六法を「うまく使う側」の人間にならなければいけません。
そうです。
むしろ六法は○○しながらの勉強、
お風呂に入りながら~
トイレで大きい用をたしながら~
こんなときに読み込みを重ねていくのにうってつけじゃありませんか。
関連記事⇒勉強時間マネジメント
小さな時間の積み重ねが後々になって、大きな力となってくれる。
さぁ。六法との付き合い方を見直してみようじゃありませんか!
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