はい、今回は行政書士試験の独学者に送る、私も苦手だった「判例」に関してのお話しです。
まず、「判例」といわれても、だいたいの法律初学者の方にはピンとこないんじゃないでしょうか?
「判例」とググってみると、
判例(はんれい)とは、
- 裁判において裁判所が示した法律的判断のこと。
- 英米法において、第1の意味での判例のうち、「レイシオ・デシデンダイ」(ratio decidendi)として法的拘束力を有するもの。
- 第1又は第2の意味での判例が積み重なることによって形成される法規範(英米法)または実務上の法解釈(大陸法)のこと。この意味では、「判例法」と言うこともある。
厳密な意味では、裁判所が示した判断全てを「判例」と呼ぶわけではなく、「一定の法律に関する解釈で、その法解釈が先例として、後に他の事件へ適用の可能性のあるもの」のみを「判例」と呼ぶ。判決の一部を取り出して、「先例」としての価値のある部分(レイシオ・デシデンダイ)のみが「判例」であるとの考え方もある。この場合、その部分に含まれない部分を「傍論」(オビタ・ディクタム)と言う。
ウィキペディアより引用
ってことですが、、、まぁカタカナが難しく感じさせてくれますねw
こう見ると「基礎法学」部分の問題の選択肢で出てきてもおかしくはなさそうですw
行政書士試験に”受かるため”の判例の学習をしよう
とりあえずこの「判例」ですが、本気で勉強するとなると○か×かの単純な話ではなく、色々な角度からの考察や、学説とかが必要になってきたりします。
ただし行政書士試験に独学で合格を目指す人にとってそこまで勉強する必要はありませんし、時間の無駄となるので気をつけなければいけません。
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とは言っても私自身この「判例」というものは、いつまでたっても理解を深めることが出来ませんでした。
なによりテキストの解説や問題の解説では、イラストも少なく文章主体になるので理解しにくい。理解しにくいままとりあえず理解しようと勉強しても結局同じ判例問題で不正解を出してしまう…
こんな調子でした。。。
私を救ってくれた判例まんが本
結局私は最初から感じていた「判例」ってやつの取っ付きにくさを排除出来ていなかったんですね。
そこを解決してくれたのがこれ↓
判例まんが本です。
最初に民法を買ってみてなかなかよかったので、行政法のものも買い揃えました。
当初そこまで期待しないで購入してみた私ですが、予想以上に威力がありました。判例が苦手と思っている人は是非一度読んでみてもいいと思います。
結局「判例」って、事象に対して幾つかの結論があるわけですが、初学者にとっては結論までの過程をイメージ出来ないんですよね。そのイメージを作ってくれているので取っ付きにくさを自然と排除してくれるのです。
だから「あんまり勉強のやる気が起きないなぁ…」なんてときにはうってつけだったりします。是非”どうにも勉強のやる気が起きない”なんて時に読み始めてみてください。漫画だからやる気がなくてもなんとなく読み始めることができるはず^^
このまんが本で「判例」の知識が完璧になる!といったものでは決してありませんが、十分な知識はつきますし、こういった本を読んでモチベーションを継続させたりできれば一石二鳥と考えられるのではないでしょうか。
勉強の合間、やる気が出ないときにこういう本を読もう
私はどの受験年も試験結果が出る1月末くらいまではなかなか勉強する気が起きませんでした。(不合格とわかっているのに…w)
それでも合格した受験年のこの時期は、各予備校の無料講義には行ってみたり、紹介した判例まんが本を読んだり、
こんな本を読む時間を作って、行政書士試験というものから離れないようにすると共に、判例、法律の知識をつけるように心がけていました。
テキストや問題とは違った角度から知識を付けるというのは、また違った新鮮さがあるのでとても効果的だったことを覚えています。
私のように、「勉強のやる気はあるつもりだけど、なかなか体が動かない…」なんて思っているそこのあなた!
オススメです。