行政書士試験に合格する為に必要な”力”を二つに分けて考えるならば、
- 「知識力」
と
- 「問題を解く力」
ということになると思います。
知識力っていうのは単純に捉えると、試験に合格出来るレベルの知識を全て頭に叩き込むことで身につけられる”力”ですね。
とは言ってもその量を考えれば、忘れることなく全てを頭の中に叩き込む作業は大変であり、その方法とかは大事なファクターであることは間違いありません。
一方で、問題を解く力というのは、少しだけ単純な話ではなくなります。
なぜなら同じ判例の問題だったとしても、聞かれ方や、焦点となっているポイントが複数存在するからです。
自分の引き出しからどうやって知識を引き出して、どのように考えて聞かれていることに対しての正解を導き出すか、って”力”が必要になるわけです。
これは私の経験上、最初からセンスのある人、ない人が出てくる気がしています。
因みに、、私はこのセンスがなかった~ww
まぁつまりは、色々な種類の問題を解いて、色々な種類の聞かれ方に慣れていかないといけないってことです。
ただ心配する必要はないと思います。
諦めず、ある程度の数をこなしていけば、慣れていきますし、自然と法律を考える脳みたいなものが出来上がってくるはずです。
合格する為に必ずしも圧倒的な知識力は必要ない
さて、前置きが少し長くなってしまいましたが、今回は行政書士試験に合格する為に必要な”力”を二つに分けて考えた場合の「知識力」ってやつに関して、私なりのお話しをしたいと思います。
知識力とは、言ってしまえば「合格する為に一番必要なもの」でしょう。
もしあなたが全ての法律関係の圧倒的な知識を持っているならば、合格は簡単なはずです。
現に法律系資格試験のプロの講師の方が行政書士試験に合格することは容易でしょう。でもそれは当たり前なんです。プロの講師の方は、誰よりも法律系の知識強化、資格試験の分析、勉強をしている訳であり、だからこそ圧倒的な知識を持っている訳あり、それがプロたる所以です。
しかし、法律初学者の人が行政書士試験合格の為にこのレベルを求めるのはナンセンスってやつです。
なぜなら圧倒的な知識ってやつを付けるのには現実的に考えてかなり時間がかかるのに加え、行政書士試験に合格するために必要とされる期間よりも断然時間がかかることは明らかだからです。
あなたがプロの講師を目指していたり、学者を目指していたりと、圧倒的な知識をつけることを一番の目的とするなら別ですが、目的は行政書士試験に合格することですよね?
まず、ここを履き違えてはいけません。
合格出来る「知識力」についてもう一度考えてみる
そして、よく「今年の試験問題は難しかった」みたいな意見が多い年は、
「行政書士試験は範囲は広がった」とか、
「もはや司法書士試験レベルの問題も解けないと受からない」
みたいな意見が掲示板などで散見されます…
果たして本当にそうなのでしょうか?
私はこんな意見に疑いの目を持ちます。
まず、もう一度自分の試験結果を分析してみてください。
【関連記事】⇒H26年度行政書士試験の講評ってやつ。
基本的な知識で解けた問題を落としていませんか?
基本的な知識で解ける問題を一つも落としていないのに不合格だったのなら勉強する範囲を考え直したほうがいいかもしれません。
しかし、そうでもないのに、むやみやたらに勉強する範囲を広げることは、かえって合格への道のりを遠くしてしまう可能性大です。
何事も基礎が大事とはよく言いますが、これは本当に資格試験にも当てはまると思います。
私はこの「基礎が大事」という意味の本質を理解出来たのは3年目でしたから(泣)どれだけ遠回りしたんだって話ですよ…
一度正確なものさしを知ろう!
独学者の方で、行政書士試験の落としてはいけない問題、落としてもよかった問題などについてわからない方は、各予備校の無料講義を受けることをオススメします。
まだまだ色々な予備校で今年の試験の分析会みたいなのもやっているんじゃないでしょうかね。
【関連記事】⇒独学者の方は是非。~無料講義のススメ~
一度そういった信頼のある場所、先生から、行政書士試験というものの”ものさし”を作り上げていく作業は必要だと思います。
特に独学者の方は、この”ものさし”を作り上げ、進むべき道筋を立てることは重要です!
そしてこの作業をすることが結局は最短で合格することに直結するのです。
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