行政書士試験の受験者にとって、夏は各予備校の模擬試験が近づいてくる季節ですね。
いかがお過ごしですか?
会社勤めの人にとっては、8月になればまとまった休みがとれる貴重な機会でもありますよね。
しかし、「まとまった休み」=「たくさんの勉強時間捻出」という理想のパターンとは程遠い…なんて人もいることでしょう。
実家に帰省していてお酒ばかり呑んでしまっている、とか。子供も夏休みですから旅行に連れていったりしていて自分の勉強なんてする時間がない!、とか。よくあるパターンです。。
ただ、時間は自分でつくるもの。少ないながらも工夫して時間を見つけていかなければいけないものです。
まず、どこかの公開模試に申し込みましたか?
ここから先の夏の時期、そして9月、10月の2ヶ月間はもっとも力が伸びる時期であり、今年の運命を左右する大切な期間となります。
そして、何度も言っていますが予備校の模擬試験がある時期でもあります。
模擬試験はもう申し込みましたか?そろそろ考えないといけませんよ。
■模試を受ける意味に関する記事はこちらです⇒オススメの六法と模擬試験
予備校の模擬試験も受けないで本試験で合格するということは正直かなり厳しいと思います。ボクシングで言うならスパーリングなしの練習のみで試合に勝とうとしているようなもの。はっきり言ってそんなの無理でしょ?そーゆーことです。
これまた何度も言ってますが、私の第一推奨の予備校模試は伊藤塾さんです↓
なんと言っても、安いしボリュームも素晴らしい。解説講義や解説集、プレゼント教材も格別ですし、本試験日から逆算した模試の実施日期間も丁度いいんです。
こんなに伊藤塾の模擬試験をべた褒めする理由は、こちらの記事でわかるはずです。
⇒デメキンの行政書士試験独学合格体験記⑤、デメキンの行政書士試験独学合格体験記⑥、デメキンの行政書士試験独学合格体験記⑪
ちなみに、私は伊藤塾さんの模擬試験以外でも資格の大原さんとLEC東京リーガルマインドさんの模擬試験を受けたことがあります。
どちらも全然文句のつけようはなく素晴らしい模擬試験でしたが、コストやサービス面をトータル的に考慮しどちらかを選ぶとしたら、LEC東京リーガルマインドに軍配をあげるかな…。
予備校の模擬試験は2社くらい受けるのが理想になります。少しだけお金に余裕がある人なら是非。
まずは照準を模擬試験にあわせた取り組みを
↑こちらを見てもわかる通り、伊藤塾の模試に申し込んだ人は、まず9/11(金)~9/15(火)に中間模試があるはずです。
まずは、この中間模試の日程に照準を合わせた取り組みを行っていきましょう。
ある意味、中間模試の日を本試験くらいに考えてみてもいいかもしれません。
現時点での自分がどんな状態であれ、伊藤塾の中間模試でも本気で合格点を獲りにいくわけですから、中間模試当日までに『出来るだけ100%の自分に持っていく』ということです。
そのためには、試験の戦略である
- 問題を解く順番
- 科目毎の時間配分
- 多肢選択問題の戦略
- 記述問題の戦略
- 文章理解の戦略
などを決めていかなければいけません。これはこちらの記事でも話しています。
現時点で180点獲るために出来る最高のパフォーマンスに持っていきましょう。
「模試だから適当でいいや・・・」
なんて考えではダメです。本気で取り組むからこそ意味があります。
夏が過ぎれば目の前はもう直前期。より具体的なロードマップをもう一度!
中間模試の次には最終模試が控えています。私はだいたい毎年中間模試で叩きのめされ…(笑)唇を噛み締めながら鼻息荒く最終模試に挑んでいた記憶があります。
そして最終模試の次にいよいよ待ちに待った行政書士試験本試験を迎えるという流れですね。
このように伊藤塾の模試のみに申し込んだ人は、ここから先「本番さながらの2戦」を闘ってから「本番」に挑むことになります。
3戦3勝が一番いいのかもしれませんが、はっきり言えることは2勝した後、最後に負けるのが一番無意味なことです。言い換えば、2敗したとしても最後(本試験)で勝てればいいということです。
ですから、中間模試と最終模試の結果には必要以上に一喜一憂しないようにしましょう。
結果が180点以下でも180点以上でも、です。
本番さながらの実践(模試)で得られる力は大きなものがあります。自分の弱点を知り、改善を重ねましょう。
とは言っても難しいのが、模試の復習ばかりに時間をとられるのは学習計画を壊してしまう要因にもなりえます。
ポイントは自分の学習計画の中に模試の復習も組み込んでいくことです。
そのためにもまずは、最低でも7、8月中にもう一度ここから先の9月10月11月の勉強計画を作っておいて下さい。前々から直前期の勉強計画を作ってあった人も現時点での進捗具合や自分の感覚的な実力を踏まえて、もう一度練り直しましょう。
より具体的に、より緻密に。そうすることで中間模試や最終模試の結果に振り回されることなく学習を進めていくことが出来るのです。
ここから先、夏を乗り切って本試験までの数ヶ月ちょっとがいよいよ本当の勝負です。
頑張っていきましょう!