行政書士試験の勉強法

独学者必見の勉強法!テキストに戻りテキストから出て行く。

行政書士独学トテキスト記入後

わたしは平成25年度の行政書士試験で合格を掴み取った訳ですが。

今振り返ってみて「効果的だったなぁ~」という勉強法は幾つか存在しています。

今回はそんな効果的だったと思われる勉強法の1つを紹介していきます。

 

誰でも出来る!簡単で効果的な勉強法

効果的な勉強法。。。

そーゆーのって何も特別なことをしている訳じゃないんですよね。

しかし続けていくうちにとても効果が得られる、力がついていく、問題が解けるようになる、そんな勉強法なのです。

まず、わたしが行政書士試験に独学で挑んだ上で使用したツールは大きく捉えると以下の5つになります。

  • テキスト
  • 過去問集
  • 六法
  • 問題集(民法や行政法)
  • 予備校の模擬試験

※細かく言えば他にも暗記帳、模擬試験後にもらったチェックカード等々色々ありますが、ここでは省きます。

これら5つのうちテキスト以外の4つのツールを利用して勉強している時は、1つ1つの問題やテーマでその都度テキストに戻って確認し、確認してその時理解したことをわかりやすくテキストに自分で追記したりします。

過去問や問題集の問題であれば、テキストでリンクしているページにその問題のページと問題番号も記入しておくこと。

これをすることによってテキストを見直しているときにテキストから出て過去問や問題集へも行きやすくなります。

独学テキストの使い方

この作業を繰り返していくうちに、テキストにはどんどん有益な情報が上書きされ、自分にとってかけがえのないオリジナルなテキストになっていきます。

今になって思えば、このオリジナルのテキストを直前期に読み返したりした作業が、もの凄く効果的で有益な総復習の作業だったなぁと感じています。

テキストに自分で上書きしていく際のオススメポイントは、「ペンの色を単色にしない」ということです。

テキストに上書きした情報を後で見るのは自分です。自分が見る気になる、見やすいようになることを意識しましょう。

テキストに戻り、テキストから出て行くという作業です。

 

さらにもう1つ、その先の、独学者に効果的な勉強法。

さらにもう一段階上の効果的な勉強法も紹介しておきます。

それは5つの独学勉強のツール、全てを行き来するというものです。

図にするとこんな感じ↓
一段階上の独学勉強法

簡単に言ってしまえば、自分が独学の勉強で使用しているツールは全て行き来しまくる、ということです。

これをすることで何がいいか、というと

「この問題の内容は過去問のあの問題と一緒の内容だな」

「この問題は条文のあの部分のところが出ているんだな」

といった風に、ツール同士(問題集の問題と過去問の問題、条文と問題集の問題、模擬試験の問題と過去問の問題)が紐付けされることで大切なテーマが明確化され、さらにはその内容も覚えやすくなります。

ただ単にテキストを読む、問題を解く、といった作業とは比べものにならないくらいに、しっかりと頭の中に入ってくることが実感出来るはずです。

 

知識を定着化させることができる勉強法

そしてこの勉強法が最も威力を発揮するのは、ここからです。

それは、一度覚えたことを忘れてしまった時にする「思い出す作業」を別格に楽にする、つまり知識を定着化させることができるということです。

みなさんも季節ごとの景色や匂いによって昔のある場面のことを思い出したりする瞬間ってありませんか?

これと一緒です。

人間は何かを覚えるときにその周りのものと一緒に覚えることによって、周りのものからその何かを思い出すことが出来るのです。

はっきり言って効果は絶大です。

問題を見て、「確実に勉強したし覚えていたのに思い出せない…」

そんなとき、テキストに自分で書いた体系図を思い出し、解答を導くことが出来る。知識を定着化させることが出来る。

これは本番の本試験でも必ずあなたの助けになってくれる勉強法です。

最初は、全てのツールを行き来する作業が時間もかかって面倒で億劫に感じると思いますが、根気強く続けることが大切です。

頑張りましょう!

 

◇次にオススメの記事◇↓↓↓

行政書士試験独学勉強法~いつでも「なぜ?」と思うこと~

PS.

そういった意味でもやはりテキストの選び方は大切になってきます。
ちなみにわたしが使っていたテキストは通信教育のフォーサイトのものでした。
参考記事⇒行政書士試験を独学で合格するテキスト選びとは?