今回は行政書士試験の本番対策編。
捨て問に時間は使うな!というお話です。
いわゆる捨て問とは?
行政書士試験は、全部で60問の問題があります。
この問題数が多いか少ないかは別として、この60問は全て同じ重要度ではありません。(こちらの記事でも触れています。参考まで。)
例えば記述の問題は1問20点の3問で計60点になりますから、配点数を考えればかなり重要なファクターになりますので、決して捨てることは出来ません。
ただ全体的に見れば選択問題の中では、捨て問というものも存在しています。
捨て問とは、
- 他の受験者も解けないような問題
- 突拍子もない問題
- どう考えても分からない問題
のことを言います。
捨て問に時間を使うことはもったいない
①の他の受験者も解けないような問題とは、正解率の低い問題のことを言います。
行政書士試験とは絶対評価の試験です。180点以上獲れていて一般知識の足きりラインをクリアしていれば誰でも合格出来るのです。つまり他の受験者と競う必要はありません。正解率が低いような難しい問題を解くんだ!と意気込む必要はありません。
②の突拍子もない問題とは、毎年1問くらいあります。論点が初めて出されるような問題だったり、内容的に「関係あるか?」というような問題です。
やはり①と同じで正解率も低くなる傾向がありますので、「絶対解いてやる!」と無駄に時間を使う必要はないのです。ただし、このような問題も内容はしっかり見ないといけません。突拍子もない問題=難しいとは限らず、内容が分からずとも解けるような問題の可能性もあります。
③のどう考えてもわからない問題に関しては、本試験においては、ここで時間を使ってもしょうがありません。①と②と違う点としては、自分の知識不足が招いたもの、ということですね。
もちろんこうならないように勉強時間を重ねて本試験に臨む訳ですが、いざ本番でこうなってしまったらしょうがありません。ここで無駄に時間を使ってしまい、解けるはずの問題に手が回らなくなってしまうというような負の連鎖だけは避けなくてはいけません。
以上が捨て問に時間を使ってはいけない理由になります。
長文でもない択一問題1問に10分も使ってはいけない
行政書士試験の試験時間である180分の中で60問を解くという事は、1問あたり3分で解いていくという計算になります。
しかし全体を見れば、記述式の問題や文章理解問題、しいては民法の択一問題など、1問3分で解くことが厳しい問題もたくさんあります。それらを踏まえて考えると、目安として1問2分くらいで解いていくリズムを意識したほうがいいでしょう。
間違っても本試験で択一問題1問に10分も時間をかけてはいけません。
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