シトシト降り続ける雨。
ここ最近東京ではよく雨が降りますね。
私には、雨が降るとたまに思い出す光景があります。
忘れもしないH24年度の行政書士試験本試験の日のことです。
二回目の本試験終了後
その日は私にとって行政書士試験の二回目のチャレンジの日でした。
試験が終わり会場の外に出てくると雨が降り出していました。
私は記述の問題で大きなミスをしてしまい、、、外に出てすぐ屋根のある所に行き、スマホで判例知識に関して検索をしました。
案の定自分が書いたこととは逆のことが正解で、、、、
会場を出て、数十秒でマイナス20点が確定。
【そのときの記事】⇒デメキンの行政書士試験独学合格体験記⑦
ショックすぎて放心状態のまま、数十秒その場で立ち尽くしていました。
誰から見ても廃人のような顔になっていたかもしれません。
ふと目を近い前方に向けると、傘をさして立っている可愛らしい女性がいました。
片方の腕でもう一つ傘を抱えています。
「なんだ…?誰か待っているのか」
傘をもって、待つ女性
だからどうという訳でもなく、私はなんとなくその女性のことを見ていました。
女性はどこか不安げな顔で誰かを待っていました。
すると、私の左後方から30歳くらいの身体の大きいちょっと強面の男性が歩いてきました。
その男性は浮かない顔で女性の方へ近寄っていきます。
男性:「ごめん…ダメだったわ」
女性:「そっか、、でも頑張ったね。お疲れさま。帰ろう」
わたし:「…。」
本気で頑張った人。それを応援した人。
その時の私は自分のことで落ち込みまくっていたので、それ以上の感情はなかったのですが、時が経った今でも、私はこのカップルの光景を忘れることはありません。
男性は応援してくれていた彼女にいい結果を持って帰りたかったのでしょう。
不甲斐ない結果に終わってしまったことに対する悔しさ、申し訳なさ、やりきれなさが詰まった表情をしていました。
対する女性はそんな男性の気持ちを全て汲み取り、それでも「頑張ったね」という言葉をなんともいえない笑顔で届けていました。
もちろんこのカップルが実際にどんな関係でどんな背景があったのかはわかりません。
でも、あのやり取りを見た私には、行政書士試験に本気で挑戦した人とそれを本気で応援した人のやり取りにしか見えなかったのです。
その男性がその年の行政書士試験に合格したのか、不合格だったのか、又、不合格だったとしたら翌年またチャレンジしたのか、諦めたのか。それは知る由もありません。
だけど、”応援してくれてる人の為”にも頑張らなければいけない。
私自身もそんな気持ちにさせられる光景でした。
自分を応援してくれている人
あなたも自分が行政書士試験に挑戦するということを公言しているならば。
少なからず応援してくれている人がいるのではないでしょうか。
親や兄弟、恋人、親友。
結婚している人ならば奥さんや旦那さん。
会社の同僚だったり上司だったりする場合もあるでしょう。
あなたのことを応援してくれている人。
その人のためにも、あなたは頑張らなければいけない。
人間、”結局は自分が一番好き”なんてよく言われてますが、自分のためじゃなく、”誰かのためなら頑張れる”なんてこともあるはずです。
「その感情を利用しろ」とは言いませんが、
「応援してくれる人の為にも自分は頑張らなければいけない」
って気持ちは大切だと思います。
辛くなったとき、逃げ出したくなったときにこそ、この気持ちを思い出しましょう。
あなたは一人じゃない。
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P.S.
雨が降ると、つい、あのカップルのことを思い出し、こんな大切な気持ちを改めて考えさせてくれるんですよね~
誰だか知らないけど。顔もよく覚えてないけど。ありがとう。
感謝してますw