昨年の行政書士試験が望んでいたような結果ではなく、再受験を考えている方へ。
何か悶々とした日々を過ごしている方も多いと思います。
本日は再受験者が陥りやすい”罠”についてお話ししたいと思います。
合格者が正解している問題
行政書士試験は、「合格者が正解している問題をあなたも正解する」ということが重要です。
つまりは、ほとんどの受験生が正解できない問題を解けるようにすることを受験対策として目指すのは非効率極まりないと思います。
もちろんそんな難しい問題でも正解することが出来るほどの知識量を身につけることがマイナスになるとは言いません。
が、非効率だということです。
再受験を目指す方は、今年の本試験の分析を行うにあたって、「合格者が正解している問題」、つまり「正解率の高かった問題を自分が正解出来ていたのか」、を確認しましょう。
何処で確認すればいいかわからない方は、各予備校の情報、無料相談、無料ガイダンス、講師の方のブログ等を見てみて下さい。
今の時代ネットで調べれば色々なことがわかる、便利な時代です。
私も陥った2年目の罠
むやみやたらに難しいことを学ぶことや、試験に出るとは思えない論点を学ぶことに重点を置くことは、合格に向けた戦略上大きな間違いです。
戦略の立て方を間違えるということは、限られた時間を無駄に使ってしまうということに直結します。
そして、再受験者の方が陥りやすい罠とはズバリこのことです。
なぜ再受験者がこの罠に陥りやすいのか?
理由は様々あるのでしょうが、私の場合は
- 本試験で難しくてわからない問題があった
- 2回目の受験ということで変なプライドがあった
この2つが理由でした。
本試験で難しい問題があった
一つ目の「本試験で難しくてわからない問題があった」というのは、難しい問題が出題されていたことによって、「行政書士試験は難しくなった」とか、「今まで勉強してきた範囲では合格出来ないんじゃ?」と思ってしまうんですね。
いやいや。。
違うでしょ。
行政書士試験は300点とらなければいけない試験じゃありませんよね?
6割の180点とれれば合格出来るんですよ?
少し難しい問題が出題されていたからといって、むやみやたらにその問題を重要視してはいけません。
それよりも、正解するべき問題が正解出来ていたのか、着目するべきなのです。
なぜなら180点とれれば合格出来る試験なんですから。
巷の書き込みサイト的なものを見たりすると余計にこの部分を勘違いしてしまいそうな気がします。
2回目の受験で変なプライドがあった
二つ目の「2回目の受験で変なプライドがあった」というのは、再受験者の方なら少なからず当てはまる事象なのかもしれません。
初めて行政書士試験に挑む人は、純粋な気持ちで一つ一つの内容に触れることができていると思います。これは初めて受ける人の強みです。
じゃあ再受験者はどうでしょう?
前年に下手に勉強しているだけに、「自分はできる」とか「そんなの聞いたことある」みたいな変なプライドを持ってしまっている人もいるのじゃないでしょうか。
かくいう私がまさにそうでした。。
「行政不服審査法の~」とか、
「行政手続法の~」とか。
どれを聞いても、「そんなの分かってる」って感じになっちゃうんですよ。。
でもいざ模試とかを受けてみると、行政不服審査法のところも行政手続法のところも不正解がちらつくわけです(泣)
どーゆーことか?
わかってないんですよ。
っていうかね。
わかってないから不合格だったんですよ。
もしあなたがこの状態に当てはまるようならば、かなり危険状態です。
しっかり頭を切り替えなくてはなりません。
わたしの2回目はこれで不合格だったのかもしれない
今になって思えば、この二つのことで限られた時間を無駄にしてしまい、私の2回目の再受験は失敗に終わったといっても過言ではありません。
【参照記事】⇒デメキンの独学合格体験記④
ただこのことは、恐ろしいくらい、再受験者の方にとっては”陥りやすい罠”ではないかと思います。
そして独学で頑張っている人には、こーゆー事実を伝えてくれる人がいないっていうのが現実です。
でも私と同じ過ちはして欲しくないです。。
声を大にして、「気をつけるべし!」
と言いたい。
この記事を読んでくれた再受験を考えている方が、この”罠”に陥ることなく、正解するべき問題でしっかり正解できる力をつけることに注力することを祈ります!
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