独学合格体験記

私の行政書士試験【合格体験記③】

行政書士試験 合格体験記
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私の行政書士試験【合格体験記②】暑い夏に、アツい男松岡修造と化した私は、ここから怒涛の勉強モードに入りました。 ラケットが擦り切れるまで素振りだぁぁぁ! 行政書...

出来た気もするし、全然出来なかった気もする・・・。

一回目の本試験の結果は?

第一回目の挑戦。H23年度の試験結果は?

11月の本試験が終わった晩は気持ちよくお酒を呑み、予備校が出している解答速報による自己採点は翌日に行いました。

不安と期待が入り混じる中、恐る恐る自己採点をしてみると結果は、、、

 

 

 

 

 

108点…

 

 

 

たったの108点でした(泣)

 

 

 

行政書士試験の合格ラインは、300点満点の6割となる、180点です。

72点も足りない…

 

つまり、まったく勝負にならなかったということです。

 

 

 

「マジかよ…」

「なんだよそれ…」

「現実は甘くねーか…」 

 

 

絶望に近い気持ちに襲われ、それから3日間くらいはショックを引きずっていました。

 

アツかった気持ちが急激に冷めると言葉では言い表しようのない”虚無感”ってやつに襲われるんですね。

そんな感覚は初めての経験でした。

 

駄目だった理由を考えれば考えるほど自分のことが嫌いになりそうでした。

全てから”逃げた”あの日々

こんなとき、実は私には特技があります。

非常に都合のいい(そしてタチの悪い)特技です。。。

 

それは、忘れるということです。。。

 

考えないことにするのです。

頭の中を他のことでいっぱいにして都合よく忘れます。

これでは何も解決していないのですが、表面上は消化できた様になります。

まぁわかりやすく言えば、現実から逃げるってことです(笑)

 

そうすることで、ショックから立ち直ったようになり、クリスマス、年末、お正月と年末年始のバタバタを家族と普通に楽しく生活していました。

年が明けた頃には、試験のことなど完全に忘れられていましたね。

 

そして1月末の合格発表時に自己採点結果通りの合否通知書が届いたのです。

 

108点、不合格。

 

「…。」

 

天使と悪魔の闘い。そして、松岡修造登場。

忘れた頃にやってくる悪魔からの手紙のようでした…

 

なんとも言えない悔しさが湧き上がってきました。

 

そして、また、心の中の天使と悪魔が闘い始めたのです。

 

天使 「君はまた逃げるの?」

悪魔 「逃げちゃえよ、勉強なんてしないほうが楽だろ~?」 

天使 「そーやって自分に負け続けてもいいの?」

悪魔 「関係ねーよ、面倒なことはやめとけって」

 

 

こんな会話が頭の片隅でいつも聞こえてきていて悶々とした日々を過ごす中ちょうどこの時、家庭内で<悪い事>と<いい事>が起こりました。

 

<悪い事>とは、

当時一人娘が2歳だったのですが、難しい病気が発症し急遽大学病院に入院することになりました。病名やら症状やらは長くなってしまうので伏せますが大人だったら難病指定になってしまうものでした。

夫婦揃ってこれぞ本当の絶望…といった状況でしたが、、、協力し合い、私も仕事以外の時間は全て病院と家を行ったり来たりの毎日。

当たり前のように頭の中から行政書士試験のことなど1ミリも消えてなくなっていました。

色々と不安が募る毎日でしたが、幸いにも娘は1ヶ月後に退院することができ、その後半年、1年と様子を見て無事完治という形になりました。

心底、安心したあの時の気持ちは一生忘れません。

 

そしてもう片方の<いい事>とは、

妻が第二子を妊娠したということです。

もともと夫婦揃って長女に「兄弟姉妹を作ってあげたい」と考えていたのでとても嬉しかったです。

 

そして、結果として、この<悪い事>と<いい事>が私の魂を呼び起こしていました。

 

 

「このままじゃ終われないだろ…」

「もう一度チャレンジだ!!!」

 

再度、私の中のアツい男、松岡修造が登場したのです。

この時もハチマキ巻けましたね。巻かなかったけど。

 

季節は冬の真っ白な銀世界を乗り越え、緑の息吹がさえずり出す春を迎えていました。

とき既に4月です。

 

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